ダビデの星とベツレヘムの星

第五章 宣教開始の時とイエスの年齢との関係

コンピュータは、次のように語ります。
(1) BC7 年2 月末から、木星は水瓶座から出て、魚座の土星に向けて接近を始める。
(2) 金星はそれより先に木星に近付いているが、この時代の太陽も、魚座の中に現れるので(25 頁参照)、その光で金星は覆われる。
(3) 木星と土星が、経度8 度の差で、日の出時に魚座に上って来るのは、BC7 年は4 月12 日が最初である。しかし、肉眼では見えない。
(4) 大接近が、肉眼で見えるようになるのは、5 月29 日で、日の出時から2 時間強見ることが可能。最初の接近は緯度0 度、経度0 . 98 度の差で、魚座の21 度の位置に見える。
(5) このように見えるのは、天候の具合にもよるが、2 週間位。
(6) 二回目は、10 月3 日から、魚座18 度の位置。
(7) 三回目は、12 月4 日から、魚座16 度の位置。
(8) 翌年BC6 年1 月末、木星は魚座を離れ、牡羊座の中に移動。
コンピュータも、イエスの誕生年を、ベツレヘムに輝いた星によってBC7 年と証明しているのです。
シッパルの天文校では、この星の出来事を明確に予測し、日時まで算出していました。(第八章参照)
ですから、イエスを尋ねた学者たちは、シッパルの天文校の教師たちだったに違いないでしょう。
彼らなら、アナトレー(日の出時)という天文学専門用語の使用も理解出来ます。
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