嗚呼、インドネシア
第95話 チレボン・サルタン国

2021年末から2022年にかけて西ジャワ州のチレボン(Cirebon)に出張する機会があり、チレボンの町中を自転車で走り回って歴史観光を楽しんだ。
不思議だったのは一つの町に隣接して二つの王宮が存在することだった。
ライフワークと自認しているインドネシアのイスラム化の歴史にどうしても登場してくるのがDemakから始まるサルタン国で、続いてチレボン、更にはバンテン(Banten)で終焉を迎える。

チレボンサルタン国の歴史
年表
チレボン、バンテン、デマッ、マタラムのサルタン国の親戚関係図

歴史書はどれでも同じく多数の人々が登場してきて、誰がどういう関係なのか本文を読んでも分かりにくいので親戚関係図を作った。あちこち調べてみたが、同名異人がいるのと一人にあまりにもたくさんの名前がついているのでまだ間違いがあるだろう。
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チレボンの歴史で最も有名なのはスナン・グヌンジャティであり、このページではエジプト人とのハーフということになっているが、歴史家のスラメッ・ムルヤナ教授の本によると彼は雲南人の末裔であるとのことだ。
このページは主観を基に書かれたWikipediaを和訳したものであるから、歴史学的には間違えている部分もあるだろう。
歴史上の人物の名前からみるにこのwikipediaの著者はスンダ人であろう。

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2024-3-11 作成
2024-3-22 追加

 

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