慢学インドネシア 庵 浪人著 |
第二章 歌のふるさと | |
第9話 スンダの哀愁 - Es Lilin- |
首都のある西ジャワはスンダ人の地だ。ジャワ島は東のジャワとマドウラ島とに分かれて、人口的にも歴史からもジャワが圧倒してきた。ジャワ人にとってジャワはその西側(スンダ)は含まれない。同じような文化習慣であっても厳然とした境界がある。 遺跡群はボロブドールはじめ多くがジャワに残るし、西ジャワには観光客を引き付けるそのような遺物はない。ジョクジャ、ソロに並ぶ王家もない。西ジャワはいつもジャワにリードされてきた印象はぬぐえない。 現在の州境チレボンのそばのチロサリとチタンドウイを結ぶ線で言葉も習慣も女の髪型も変わる。顔もジャワの丸顔からやや頬骨の高いスンダ顔になる。奈良と京都より異なる。 スンダ語を話しスンダ・アダット(慣習)を共有するアラムスンダ(スンダ世界−関東より少し大きい)に3、500万人が、ジャワの侵略や通婚などで取り込まれそうになっても、パジャジャラン王国の栄光を誇り、プリアンガン高地とバンドウン盆地を中心に独自の文化を築いてきた。 バンテン地方と呼ばれるジャカルタも含む低地帯は、だから一段低い存在であったのはいなめない(バンテンは最近新しい県で分離した)。そこに偉大な首都ジャカルタが興ったのだからハイランドの人達は内心やや穏やかではなく、スカブミ、チャンジュールからプンチャック(峠)を越えれば下界意識があるように感じられ、スンダ美人はあくまでバンドウンハイランドで低地ではない。 もともと種族芸能は盛んな地方だから、ワヤンオラン(ジャワ影絵と対抗する人芝居)やヒンドウに薄められたイスラムとゆうか、神秘主義(アバンガン)精霊崇拝が混合した複雑な精神構造があるようだが、異邦人にはわからない。 外人は高速道路を往復して首都と州都バンドウンのほかには余りご縁がないようだが、ジャカルタ高速道路をものの10分も走らずに遭遇する標識にCiteureupがあるがインドネシア語知識ではもう発音できない。ジャワ語同様の階級語で複雑、発音も困難だが、邦人長期滞在者は事業関係でスンダ語をマスターした方も多いと聞くから、一度邦人のスンダ会話を耳にしたり浅学の筆者の知らないスンダ学習を受けたいものだが、アラムスンダは多分そこに生まれ育った人にしか解らないだろう。 チは川の意だがそのあとを発声できるまではスンダの奥底はわからないだろうから、遠いバリなどを観光しなくてもスンダ近在を歩けば大いに収穫があること請け合いだ。パラヒアンガン・バンドウンハイランドに点在する温泉、パンランゴ、グデ、タラガの三千メートルに近い山々、タンクバンプラフ火山の故事、ガルート火山帯、スメダン豆腐、タシクマラヤ、華人渡来の古都チレボン港、オランダ降伏地スバン、神秘教の聖地バンテン、ランカスビトン、ジャシンガから、一切の近代文明を拒否する古代人バドウイの国(立ち入り禁止)チベオ、ロロキドウルのミステリイ、プラブハンラトウ(姫湊)、ボゴール近隣、バトウトウーリス、野性の国ウジュンクロンなどなど。 バンドウンは文教都市でそれが自慢だ。調べ物をするならこの街に行かざるを得なくなる。 イスラムと聞くが、この扇情的な踊りはと疑うジャイボンガン、アドドンバ(闘山羊)の興奮、カシダハン(イスラム詠唱)コンクール、そうしてダンドウット発祥に繋がる懐ろの深さ。 なにも与えられなかったから、せめて無形文化で対抗したかと思うほど歌舞音曲のパーソナリテイは随一で、いつもスンダが発信基地になる感じだ。 踊りとはMenariと言うが、いつのまにかスンダ語のJogetで通じるジャカルタになってしまった程。 アラム・スンダ、闇に広がる別の世界の存在は、ジャカルタの喧騒を一歩離れれば、処を代えて優勢となるからガソリンもドルも影をひそめる。世にも不思議な物語は掃いて捨てる程の日常だ。大都市に隣接したスンダ地方だから似たようなものだろうと、高をくくるととんでもない間違いをしでかすだろう。ジャカルタはスンダの皮膚の上の腫れ物なのだから。 1970年のなかば、勇気ある赤貧のイスラム青年が、官憲の横暴に抗議してクラワンの片田舎でプロテスト・ソングを謡ってしょっぴかれた。名はロマイラマ、ダンドウットの出発である。信じられない速さでこのニューリズムは都市を席巻して広がる。 スンダ地歌の色が濃く、レバナ(打楽器)、ルバーブ(胡弓)スリン(竹笛) ブドック(太鼓)の伝統あるリズムがエレキギターに和した。出生から低所得層に圧倒的支持を受けたが、詩が下品だとか直情的で下男と女中の歌だと眉を顰める人もいたが、大衆の熱気に抗すことは出来なかった。 裸電球の即席ステージに数万人が半ばトランス状態になって踊り狂う姿は熱狂的で、これでも戒律厳しいイスラムかとやや異常だった。定めし上質なインドネシア国民歌謡コロンチョンのスタート時期の、猥雑で野卑なリズムと同じフィーリングだ。 歌は理屈ではない。時代と受け入れる人々の所有に帰する。解説も批評もいつも後からついてくる。あと十年もたったらダンドウットも所を得て昇華し、次代を担うリズムで完成されてゆくだろう。なんと申しても、スンダは無形芸能の宝庫で何処も敵わない宝の山なのだ。 インドネシアの美空ひばり、ヘテイ・クス・エンダンは、なんでもこいのスーパーパフォーマーで、小さい身体も舞台では他を圧倒して素晴らしい歌唱力を披露する。 スンダ人のスウリン(横・縦笛)演奏は秀逸で、それ一本の竹でも芸術だと思う。 穴の開け方で四つはスレンドロ、五つはベロック音階とかさまざまだ。 ジャワを代表するガムランもスンダに来れば変わらざるを得ない。 ガムランスンダはDegungと呼ばれ一時衰退したが50年代ラジオ番組になって再興した。 Gong (鐘) Jenglong(鉦) Bonang(14個の小型ゴン)Peking(金属鍵盤) Panerus(その低音)、Suling(竹笛) Kendang(太鼓)の編成で、主旋律はボナンが受け持つが、スンダはやはり竹笛の抑揚とクンダンの拍子が相応しく、金属音はジャワに返した方がいい。 音階も独特で、ドレミファはda mi na ti laと呼ぶが違いは高音から低音になる事だ。 古典はJipang Lontang、Galatik Manggut、Maya Selas、Pajajaranなどが知られ、単調なメロデイが繰り返されるので一流ホテルのBGMで流されると、スンダを知らないバリ観光客は「やっとバリ音楽を聴いた、ガムランはいいねえ」と感激する。 スンダドウグンの新曲も新編成で活況を呈する。 近頃は行事や結婚式だけでなく、河原乞食(大道芸人)に家柄の大学生も参入し、腰をくねらせてジャイボンを踊る。バックをとる演奏者は気が乗らないような咥え煙草、投げやりなと思いきや、突然ブドウックを打ち鳴らすリズムは本物で、このずっこけとゆうのか不協テンポのさり気ないこなしの僅かな'間'は身に沁みついた芸で、それに乗る姐さんの小節も、几帳面で能書きの多い日本人には絶対に真似が出来ない。 この裾野でダンドウットが泣き叫ぶのは血の証しにほかならなず、全部が離れられない糸で繋がっている。 インドネシア独特の竹楽器アンクルンも元はスンダ発祥で、いまは学童演奏にも用いられるが本来、調律も演奏も複雑でよそ者には手が出せない。造る時の気分で作者の音階調律が微妙に変わり、一度完成したら修復は出来ないから、それを承知し理解した上で自分なりの演奏をしなければならず、それが味になるのだとゆう。もちろん教科書も工作本もなく口伝だ。 舟形弦楽器カチャピもどうやらスンダが起源らしい。多弦だが飾りだけに張られる弦もある。売れないから好き者の小役人や郵便局員などが細々と演奏しているけれど、やはり密やかに技巧を伝える師匠が厳として存在している。 フットライト煌くステージではなく、陋屋の隅で、肩を寄せ合うようにして奏でられる音曲に珠玉の時が流れるようだ。 スンダ歌謡に傾倒する邦人は多い。その抑揚が物悲しい日本民謡に似ているからだとゆう。五音階はアジアに広く用いられ沖縄が代表的だが、スンダのMadenda音階は日本と此処にしかないとゆう。五木の子守歌を聴いたスンダ人が自分たちの歌だと言い張るのもそんな事情があし、スンダを代表するラグ・ダエラBubuy Bulan(朧月)、Es Lilin(氷菓子)は確かにひどく日本的に聞こえる。 底なし沼のようなスンダ芸能を一言で云い表せるはずがない。 私達に親しみのある曲想の曲をスンダ歌手で選んだが、これとて大海に浮かぶ藻屑のようなものだ。 スンダ歌謡はスンダ人にしか唄えないのは、その軟体動物のような'ぬめり感'がだせないからか。 小節とも不協和音とも違う独特の異物感がつきまとう。男性はあくまで中性的で、なよっとした独特の雰囲気を醸す。 文化が爛熟すると社会は女性化すると謂われるが、それが柔らかい舌(多分そうだ)の発音で一層加味されるようだ。 A面<1>はクロンチョン全盛時1964年に全国の名曲を網羅してKg.Beatと名付けてピルンガデイ准将がプロモートした17枚のLP Songs from Parahianganから取った。スンダ歌謡は一世を風靡したクロンチョンにも乗りにくい独特のリズムが己のアイデンテテイを密かに謳歌しているようにも見え、改めてその凄さを認めざるを得ない。 トップシンガーを擁したKg.Beatだが、スンダ曲だけは生粋スンダ人Pepenを呼んだのもむべなる哉である。 |
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♪♪Teung Teui ngeun (It is too bad)♪♪ Cipt: Kosaman Djaya Isnarti Teung teuingeun Kunaon ngantunkeun abadi, Teung teuingeun naon kalepatan diri Unggal dinten heunteu waleh ngantosan Mugi sing enggal mulih deui, Siang wengi hate abdi teh bimbang, Ngemutkeun panutan anu hilang Abdi sono tos lami teu patepang Duh teu kiat nandangkeunnana, Emut keur urang kapungkur Keur sareung sahuap lingkung Sakitu geuning layeutra Nyaah teu aya papadana Teung teuingeun Kunaon ngantunkeun abadi, Teung teuingeun naon kalepatan diri Unggal dinten heunteu waleh ngantosan Mugi sing enggal mulih deui, あなたが去るのはとても我慢できない、 何かわたしに誤りがあったのでしょうか 日毎あなたの帰りを待つわたしです どうかはやく帰ってきてください 日毎夜毎 いなくなった恋人を思い出し悩みます ああ、とても我慢ができません まだ一緒だった時はいつも慈しんでいたのを思い出しています Mojang Priangan プリアンガンの乙女 Iyar Wiarsih. Isnarti(Winner 1966 RRI) Angkat nga gandeuang, bangun taya karingrang, nganggo sinjang dilamban mojang Priangan Umat imut lucu sura seuri nyari larak lirik keupat mojang Priangan Di raksukan kabaya nambihan cahayana dangdosan sederhana mojang Priangan Mojang anu donto matak sono nu nempo mun tepung sok sono mojang Priangan 優雅な足捌き、笑窪の微笑み、輝くシンプルドレス これぞ噂のプリアンガンの美しい乙女、Prianganはバンドウン盆地。 Bubuy Bulan おぼろ月 NN Pepen Bubuy bulan Bubuy bulan sangray benteng Panon poe, panong poe disasate Unggal bulan unggal bulan abdi hade Unggal poe unggal poe oge hade Situ Ciburuy laukna dese dipangcing Nyeredet hate ningali ngamplak caina Duh eta saha ningalangkung unggal enjing Nyeredet hate ningali sorot socana おぼろ月よ 多くの星にかこまれた月よ 太陽よ 暑い日中の太陽よ 毎日 わたしはこの満月を見ます いや 毎日でもこの月を見続けたい チブルイの湖で魚を釣るのはむずかしい だが チブルイの湖水を見るのは楽しい 毎日 湖のほとりを通る娘は誰でしょう 彼女と出会う度に 私の心は騒ぎます この小品の曲も国民歌になって他地方出身の歌手が歌うが、本場の職人歌手が唄えば、俄然本領を発揮してとても 同じ曲とは思えない。小節や抑揚から休止が全く異なる技巧だからだ。スンダ曲はスンダ人にしか優しくない。 Peyeum Bandung バンドウンのお菓子 Dimana mana dikampung dikota, Tos kakoncara kunikmat rasana Sampeu asalna nek direka reka, Naon namina duh mak tak kabita Peuyeum Bandung kamashur, Pangaosna teu luhur Kusadaya kagalih, Sepuh jeung murangkalih Mangga cobian ulah panasaran Peueun ti Bandung henteu sembarangan Tauco Cianjur チャンジュールの味噌 Lamun urang sok ka Cianjur, Mopoho oleh oleh nu mashur Rencang sangu matak uruy, Eta tauco Cianjur Kolebat lauk emas bibitna, Komo mun seug geus jadi paisna Langkung nikmat dituangna, Moal aya bandingannana Sapunjere Pegat Simpai 恋の終わり Sambas B.A Pepen Ririungan urang karumpul, Meumpeung deukeut hayu rang sosonoan, Pacangkrama urang ngawadul, Urang silih tembal silih elodan Moal lila jeung babaturan, Hiji wanci anu geus ditangtukeun Bakal pisah bakal pajauh, Bakal mopohokeun patineung urang Sapunjere peugat simpai bakal kalakon, Takdir ti Gusti Yang Widi pasti kasorang Urang rek papisah, urang rek pajauh, Meumpeung deukeut hayu rang sosonoan 失恋の歌を土着リズムでよみがえらそうと。このフィーリングを掴まないとアラム・スンダは遠い。 Pepeling 吾が道 NN Pepen E sakabeh para nonoman Kitu deui para mojangna Lamun pareung jauh ngumbara Kade poho kana pepeling Omat pisan tong pindah kaadatan Sumawonna ninggalkeun kabangsaan Boh pusaka boh budayana Urang pisan nu ngajungjungna 行商してても自分を忘れてはいけない 君の生まれは変らない 言葉も土地も変えられない 運命を受け入れて誇りをもとう Mangle 芳しい花 Mang Koko Isnarti Ampuh lunggu someah Tara runcah wwuntah Reuseup cicing di imah Babalik pikir Ka bioskopgeus tara Di Dierentuin teu aya Ka pagade ge langka Babalik pikir Di teupas teu tembong Peta bumi siga kosong Horeng susulumputan Duh sieun rekening Ngadadak sok lungguh Kata ulah ampuh timpuh Majar babalik pikir Horeng kantongna kosong 彼女は家からでないで坐ってるだけ 映画にも動物園にもゆかない質屋にも男がきた。掛取り屋か Es Lilin 氷菓子 Ibu Murs Arnesah Pepen Es lilin mah eceu kalapa muda Dibantun mah eceu ka parapatan Hapunteun mah eceu abdi hapunteun Bilih aya kaleuleupatan Kacapiring eceu si Kacapiring Buah dukuh eceu haseum dijero Abdi ngiring eceu abdi nu ngiring Lamun puguh neupika jodo アイスキャンデーだよそこのお兄さん 青い椰子で旨いよ 車で運ぶよお兄さん また車を押すんだよ 仕事をさぼるなよ キャンデー売りはいいかげんなんだよ 童謡だがスンダ人が唄うと全く違った歌になる Sorban Palid 失せたターバン N.N Pepen Akang haji sorban palid, Palidna ka Cilamaya Akang haji sumangga calik, Suguhna sa aya-aya Samping hideung dina balik, Kumaha nuhurkeunnana, Abdi nineung ka anu balik, Kumaha nuturkeunnana Saninteun buah saninyeun, Dicandak ka parapatan Hapunteun abdi hapunteun, Billah aya kaleupatan マッカ巡礼のハジおじさんが印帽を失くす喩えにスンダ独自の内面を唄うとゆうが、 ひどく古い詩を生粋スンダ人ペペンの節回しに感嘆するだけで意味はわからない。だが惹かれる。 Manuk Dadali ガルーダ Sambas BA Isnarti Meusat ngapung luhur jauh di awang awang Meberkeun Jangjangna bangun taya karingrang Sukuna ranggaos renjeung Pamatukna ngeluk Ngapak mega bari hibeurna tarik nyuruwuk Saha anu bisa nyusul kana tandangna Gandang jeung peurtentang taya bandinannana Dipikagimir dipikaserab ku sasama Taya karempan ka sieun leber wawanenna Manuk Dadali manuk pang gagahna Perlambang sakti Indonesia Jaya Manuk Dadali pang ka koncarana Reuseup ngahiji rukun sakabehna Hirup sauyunan tara pahili hili Silih pikanyaah teu inggis belapati Manuk Dadali ngandung siloka Sinatria Keur sakumna bangsa di Negara Indonesia Pileuleuyan Heart rending N.N Isnarti Hayu batur, hayu batur Urang kumpul sarerea Hayu batur, hayu batur Urang sosonoan heula Pileuleuyan, pileuleuyan sapunyere peugat simpai Pileuleuyan, pileuleuyan paturai pateupang deui Amit mundur, amit mundur amit ka jalma nu rea Amit mundur, amit mundur da kuring mah rek ngumbara 集いの終わりによく唄われる歌。euの発音は独特で舌の奥でソフトに出すとゆうがその地に生まれない限り不可能だ。 Ronda Malam 夜警 R.NG Tjokrow Asito M.Sujudi Marilah kawan sekampung halaman, Bersama menjaga untuk keamanan Bersama bersatu satu tujuan, Duduk digardu bertukar pikiran Marilah kawan bergiliran jaga, Keliling kampung dengan sukarela インドネシア語でのスンダ歌、竹筒を打ち鳴らして歩く姿は日本の拍子木と同じだ。 Kacapi & Suling スンダ郷土芸能を代表する琴と竹笛を送る。 Laras Pelog Ladangan−Gendu Waledan Sari−Banjaran |
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このテープは次の知名曲エス・リリン(氷キャンデー)を聞かせたくて作った。 曲名のように子供の唱歌なのだが、スンダが唄うと大人の歌に変身する。初めに普通の歌唱、次ぎに極め付きのスンダ節。 最初はスウリンに乗ってペペンが纏わりつくような味のある喉を聞かせる。次ぎがヤニ嬢のイントロにアラムスンダを如実に感じる。 若いが伝統をしっかり受け継いでいる。作曲者はArnesah, Ibu Mursと定まらない。 |
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Es Lilin cipt: Ibu Murs Yani Purbasari Es Lilin Mah Didorong dorong dibantun, Mah dibantun kaSukajadi Abdi isiri ceuceu samar kaduga Sok sleun mah, duh henteu ngajadi Es Lilin mah ceuceu buatan Bandung kaCipaganti Abdi isin junjunan Duh bararingung Sok sleun mah, Aduh henteu ngajadi Es Lilin mah agan, kelapa muda Dibantun mah agan,disorong dorong Rek ulin mah agan, samar kaduga Gamparan mah agan, sok ngabibingung アイスキャンデーだよ、そこのお兄さん 車を押すのスカジャデまで手伝ってよ、そこのお兄さん また車を押すんだよ、 仕事はね、そこのお兄さん、いい加減なんだよ、 青い椰子でうまいよ、 (歌詞は即興でその都度かわる) Aduh Manis Asep Kosasih Yani Purbasari Duh aduh manis, Kumanjang imut nu gandang Deudeuh karaosna Asih sumanding miheman Geuning, tumerapna rasa cinta geugeuh moal, bisa pisah cinta urang di tutugan Malah tambah kapincancam Mun paamprok silih pencrong Du duh aduh manis pageuhkeun cinta duaan Waktos sareng ditutugan nu manis Imut kareueut Soca deudeuh neutep seukeut pameunteu anu marahmay Dua ati pada surti nyangreudkeun deudeuh kameumeut Babrengan ngumbar tineung sauyunan グンダンのリズミカルなリズムに乗ってスウリンがあわせ、なにか完成された技を感じさせるがオリジナルを失ってはいない。 爆発するダンドウットの萌芽も感じさせる奥深いスンダ芸能だ。 Kalangkang Nano S. Angga P/Yani P. Mungguhing dina impenan geuningsakitu deudeuhna kanyaah nu wening bersih setia jadi kakasih Mungguhing dina impenan geuning sakitu leahna pemeunteu marahmay manis teu isih kaambung damis Rambut panjang nu ngarumbay disangkeh panangan nyampay lalaunan raray tanggah rangkulan karaos pageuh Luhur pasir tepung geter perlambang asih nu mekar kabagjaan nu duaan Nu duaan Hanjakai hanjakai teuing Endah ngan ukur kalangkang Harepan harepan diri Sing nyanding jeungkanyataan Luhur pasir tepung gesir perlambang asih nu mekar kabagjaan nu duaan Euis K.P. Trihanto Angga P/Yani P |
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男性 | 女性 | ||
Euis, ke dangukeun Geura | Pihatur naon anu diseja | ||
Hayu urang kakawihan | Kawih pangdugining ati | ||
Euis, ke antonsan heula | Aeh aeh saha eta | ||
Akang sobat nu baheula | Idih idih pari pari basa | ||
Euis, teuing ku lucuna | Euleuh eulueh saur saha | ||
Estu, kumatak kayungyun | Ah pamaget, eta mah biasa | ||
Aduh, Euis, Aduh aduh | Ibu bapa, ieu geura | ||
Euis,,,, | Sok aya jajaka Nu ngangken tresna Ku ngararewa Aduh ku seueur gogoda | ||
Euis,,, | Nu jangkung jalmina panjang kumisna sesah hilapna | ||
Aduh Euis | Sesah hilapna | ||
クロンチョン初期も男女掛け合い唄がひとつのジャンルだったが、それをモダンな編成でこなす。 テンポがいいわりに何ともいえないイット(色気)を感じさせる。 |
【Up主の註】 | |
<1> | もともとこの原稿には録音テープが付いていたので「AB面」とある。このページではなるべく元々の楽曲に合わせるようにリンク先を指定しているが、その歌手の曲が見つからない場合は他の歌手のファイルをリンクした。オリジナルのwav fileはUp主が保管しているのでお問い合わせください。 |
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作成 2018/08/26