嗚呼、インドネシア
44話 ラウ仏教寺院 (Vihara Lawu)

 2008年1月10日にラウ山(Gunung Lawu)の南山麓にあるPringondani聖地に行った帰り際に、第42話でお話したボジョロヨの聖地の隣にある中国仏教のラウ寺院を訪問してきた。外見は下の写真の左上に写っている白い壁に囲まれていている建物で、写真からわずかにVIHARA LAWUと書いてあるのが見える。





Tri Dharmaと呼ばれる中国式の仏教寺院なので、天帝が真ん中に鎮座していて、その後ろに道教と仏教の神像・仏像が陳列されていた。美術的にはまあまあの出来であるが、美術品としての価値は薄いと思う。この寺院は南向きに建っているので、参道からはいると左側から入ることになる。

Yu Hok氏の話によると、この寺院の敷地は寺院に適しているのでマディウンの資産家が最初に購入したのだが建設費の問題でしばらく放置されていた。この土地をスラカルタの資産家が購入して現在の寺院が建っているとのことであった。


天帝 Satyadharma

左から1番目 関帝君像

左から2番目 釈迦牟尼像

左から3番目

左から4番目 廣澤尊王像

左から5番目 玄天上帝

左から6番目 Eyang Brawijaya

左から7番目 玄天上帝

左から8番目 観世音菩薩像

左から9番目 阿弥陀仏像

左から10番目 弥勒仏

左から11番目 

左から12番目

左から13番目 地蔵菩薩像

左から14番目(右端) 恵比寿様

 この像中には七福神も入っているようであるが、Ju Hok氏は漢字の読み書きができないのと、筆者が仏像に関する知識が少ないので、よくは分からない。

 この日に撮影した写真はぶれているものが多い。光量が足りない場所が多かったのでシャッタースピードが長くなり、結果としてブレてしまうのは止むを得ないのではあるが、同じような明るさのこの寺院の中でもブレてしまったのとちゃんと取れている写真があったのは不思議である。「写真撮影してはだめだよ」とここの精霊たちが言っているようであった。
 中国式のお寺に入ってなんとなく違和感を覚えるのは、道教と仏教が混交しているため、日本の仏教寺院で感じられるエネルギーの種類とは異なっているため、筆者には感応しないのかもしれない。

(ここまで1月10日分)

 1月10日に撮影した写真のほとんどがブレていたので、13日に再挑戦した。もちろん三脚をつけてブレを最小限に抑えたのである。上はその時に撮影した写真である。それでもまだブレがある。

 使用したカメラはRicoh Caplio R7。レンズはシャープなのだが、光量が不足するとブレが出やすいのと色調がもう一つ。ドシロートではなくセミプロ向きのカメラだと感じる。このカメラの前にはCanon Xys300と700を使ったていた。この両モデルはシロートには使いやすくブレは少なく色もきれいに出るが、残念ながらピントが甘かった。

 付近の地図はこちらへ

目次に戻る

2008-01-12 作成
2008-01-13 追加修正
2008-02-09 地図追加
2008-02-14 像の名前修正 T. Kjiさんからご助言をいただきました。
2015-03-14 修正
2016/09/10 修正
 

inserted by FC2 system