嗚呼、インドネシア
36話 素朴なジャワのお菓子
 2007年2月にスラカルタ市に出張した時、現地の駄菓子を買ってきてくれと女房に頼まれ、Toko Orionという現地では有名な店で購入したものがこれだ。


 左端はジャイアントコーンをつぶしてあげたお菓子。右上はムバラク(Mubarak)という固いウイロウのようなお菓子。下真ん中はココアと小麦粉を練り合わせてねじりん棒にしたものを揚げたもの。右下はご存知にんにく味付カシューナッツである。上の写真以外にも、青エンドウのあげたもの(kacang kapri)とKerpuk kaki ayam、ゴマ付団子(オンデオンデ)の乾燥したものなどがあったが、評判の割と良かったのはこれだけであった。

 このムバラクは黒砂糖とココナツを混ぜて作ったようなお菓子だ。ビールのお供にはまったく適さない。ニチャニチャと食べるのが良い。
 我が家の家族は筆者の転勤で1986年から約二年間マランに住んでいたことがある。その当時はまだ三歳だった二男は近隣にあった会社の独身寮の女中さんに連れられてあちこち遊び歩いていた時に、彼女たちからいろいろなお菓子をもらって食べていた。2007年にはまだ大学生であったこの次男にムバラクを食べさせてみると、何かを思い出すように一瞬黙ってしまった。その後、口を開いて「マランにいた時にお姉ちゃんたちにこのお菓子をもらって食べたことがある」とのことだった。約二十年たっても、幼児期に食べたものの味は忘れていないことに驚いたことがあった。

 このねじりん坊を紅茶で、本当はジャワティーが最高、食すると、なんともいえない懐かしい味がするのである。ジャカルタでもあちこちで売っているので試してみるのが良いだろう。
 日本人は一般的にカシューナッツは揚げたものより焙じたものの方が好きだが、我が家ではにんにく味つきのものが好きである。これはビールのつまみに良いが、メタボリック症候群の人たちにとっては毒薬に等しい。ベトナムでもカシューナッツは味付けたものが町で売っているのがみられる。ベトナムはコーヒーのみならずカシューナッツの生産国であることは割と知られていないのだ。

 ソラマメの揚げたものもたくさんみられるが、ソラマメが植わっているのをみたことがない。お菓子問屋で尋ねてみたら全て中国からの輸入品だとのこと。どーりで。


 2007年11月1日に偶然Mojokerto町を通りかかったときに、名産のゴマ団子(Onde-onde)を買ってきた。10個でRp14,000であった。三箱買うからまけてくれというと、店の奥さんが「プゴーベン(値引きなし)」とぴしっと言ってきた。「ははあ、僕を中国人と思っているな!」とそのままたどたどしい中国語で数語話すと、その奥さんは不思議に思ったのか「台湾来?」と尋ねてきた。すかさず「日本来」と中国語で答えると、突然インドネシア語に戻って、オランジェパーン!と大笑い。
 あ、いけない話が脱線した。

モジョクルトに詳しいドライバー・アグス君の話によると、夕方にはほとんど売り切れていて買えないのだが、今日は運が良かった、とのことだった。もちろんこの運転手君にも一箱プレゼントしたのである。

 話はその翌年。ベトナム北部で巨大な水力発電所の建設に従事した時の同僚のスイス人の奥さんがこのモジョクルト出身だった。彼女にこのパッケージの写真を見せると、きわめて疑わしい目つきで筆者を見た。なぜこんなローカルのお菓子を知っているのかという疑問だった。よくよく話を聞いてみると彼女の高校がこの店の近くで、下校時には時々立ち寄ってつまみ食いをしていたとのことだった。
 筆者は2007年にモジョクルトを含むこの地域の33箇所のダムの現況調査を行っていた。モジョクルトはその時しばしば通り道になっていたのだった。
BoLiem
Jl. Gajah Mada 68C, Mojokerto, Jatim
Tel 7184429 (市外局番は自分で調べてね!)
緯度経度はS7 28.024 E112 26.376である。

 これもインドネシアでしばしば供されるJadah bakarというお菓子。もち米にココナツの粉末を混ぜて少し甘くして焼いたもの。日本の「焼きおにぎりのお菓子版」といったところか。コーヒーのお供に最高であるが、海苔を巻いて食べる気にはならないものである。

 2007-12-02サイクリングの折り返し点東ジャワ州マゲタン町にて撮影。

 今度は焼き菓子のserabi。これもちょくちょく見かけるものである。ただし、この写真を撮ったのは東ジャワ州のマディウンだから、ジャカルタとは少しタイプが異なるかもしれない。

2007-12-07東ジャワ州マディウン市にて撮影。事務所を訪ねてきたお客さんがもってきたもの。
写真の上はOnde-onde、左下はlemper、右下はroti kukus。Lemperはもち米の中にサンタンが入っている。Roti kukusはタピオカの芋のお菓子。.

2007-12-14中部ジャワスラカルタ市にて撮影。仕事中に出てきたお菓子。インドネシア人って男性まで甘いものが大好きだ。さらに腹にたまるものばかり。だから糖尿病、痛風、高血圧などの患者が多いのかもしれない。


上の写真

まだまだ続くぞ、ジャワのお菓子。上のお菓子はおこわを揚げたもの。rengginangという。下はwartegではおなじみのkripik tempe。テンペを薄く切ってあげたもの。コーヒーよりお茶の方が口に合う。

下の写真
紫色のサツマイモを揚げたもの

2007-12-20マディウン市で撮影。今年の初めまで一緒に仕事をしていた同僚がお土産に持ってきてくれたもの。
まだまだある。今まで見たことのないものである。Tahu Bakarというが、シンコをこねて焼いたお団子の平べったいものであった。五本で1000ルピアであった。めちゃくちゃ辛い!

2008-01-09マディウン市で撮影。
左上からPastel、右上Centik manis
下右pudhak jagung、下左Lemper

2015-01-22 Semarang市で撮影。


スマラン空港のVIP待合室で五時間待たされた時に提供されていたジャワのお菓子たち。

2015-01-24

2015/5/26更新分
2015/5/12日に、またまた新手が現れた。
上段
Wajik
二段目
左Wingko, 右dadar gulung
箱入 klepon
下段
左hawuk2,右Ledre ketan

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2007-10-22 作成
2007-11-04 追加
2007-12-04 追加
2007-12-07 追加
2007-12-18 追加
2007-12-21 追加
2008-02-02 追加
2015-03-10 追加修正
2015-05-26 追加 Endang Purtiningsihさんの助言ありがとうございました。
 

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