嗚呼、インドネシア |
第32話 トロウラン遺跡 遺跡めぐり その1 |
3.1 ウリギンラワン門 Gapura Wringin Lawang S7 32'31.8" E112 23'28.1" |
|
ウリギンラワン門はモジョクルト-ジョンバン街道の11km地点から南に約200mにあり、行政区画ではモジョクルト県、トゥロウラン郡、ジャティパサル村、字ウリギンラワンに位置する。 この古い建築物は、1815年以来ラッフルズの報告書でジャティパスル門(gapura Jati Paser)と呼ばれ知られていた。1907年のネベル(Knebel)の報告書ではウリギンラワン門(Gapura Wringin Lawang)と言う名で紹介されている。時々この門は「寺院」と呼ばれることがある。この建物はすべて赤レンガで造られ、東西を向いている。基礎部分は13 X 11.5mの四角形をなしている。復元作業前には、北の部分が9mしかなかったのに対して南の部分がまだ健在でありその高さは15.5mあった。ウリギンラワン門の復元作業は1991年に開始され1995年に終わった。 この構造物はブンタール(bentar)寺院形式で、すなわち屋根を持っていない。bentar寺院は普通寺院群や他の建物群の入口の門として機能する。この形状からウリギンラワン門はbentar寺院の機能と同じ機能を持っていることは明確である。一般的に人はマジャパヒトの王都に入る門として結び付けているが、実際のところ、この門は宮殿かあるいは他の建物に入る門として建てられたのか今でも確かに分かっておらず、ただマジャパヒトの王都にあったひとつの建物群にはいる門であると考えられている。 この構造物はブンタール(bentar)寺院形式で、すなわち屋根を持っていない。bentar寺院は普通寺院群や他の建物群の入口の門として機能する。この形状からウリギンラワン門はbentar寺院の機能と同じ機能を持っていることは明確である。一般的に人はマジャパヒトの王都に入る門として結び付けているが、実際のところ、この門は宮殿かあるいは他の建物に入る門として建てられたのか今でも確かに分かっておらず、ただマジャパヒトの王都にあったひとつの建物群にはいる門であると考えられている。 |
|
正門から |
南西から見る |
1990年当時の修復前の状態 |
修復工事中 |
レンガの修復 |
1995年の修復終了時 |
修復前の状態 |
レンガの積み立て |
工事中の状態 |
修復後の状態 |
レンガの取り外し |
|
マジャパヒトの都には四つの門があり、北東にははこのウリギンラワン門、南東はバジャン・ラトゥ門、南西はチャンディ・クダトン、北西にはチャンディ・ブラフであると、バジャン・ラトゥー門のガイドが話していた。 この門は国道ジョンバン・モジョクルト街道からすぐに見える場所にある。 モジョクルトから来てこの門に入る直前右手にあるパダンレストランがこのあたりではお勧めである。特にイカのココナツソース煮が美味しいのである。四人で食べて約12万ルピアだからかなり高い部類に属する。 |
2007-05-19 作成
2015-03-06 修正
2016-08-23 更新