嗚呼、インドネシア |
第11話 ジャカルタの音 |
筆者は音痴な割に音楽が好きで、若いころにはジャカルタで「雑唱団」にはいってインドネシアの歌を練習していました。 その後ジャカルタ以外の地方に転勤になったり長期出張をしたりして、寝る前にFMラジオでインドネシアのポップスを聞くのが常でした。 当時はまだインターネットどころかケータイ電話もない時代のことで、夜の楽しみはラジオから流れるポップスでした。 徐々にインドネシア語の聞き取りができるようになると、DJの話の内容も理解できるようになりました。 昔からよくラジオでかかってたものではBroeryのポップスが記憶に残っています。またお年寄りからのリクエストには1950年代に大流行したクロンチョンが多かったように思います。 歌詞の意味を知ろうと翻訳してみたところ、インドネシアポップスのほぼすべてが「失恋ソング」でした。他の国のポップスはどうかと調べてみたところやはり同様の傾向を示すことがわかりました。 すなわち恋愛より失恋の方が強いインパクトを与えるということがわかりました。 |
インドネシアの音楽ならいつでもyoutubeから聞けるのですが、昔の町の音はなかなかありません。 そこで、Panglima Polimで録音した町の音がここに掲示します。ムシムシと暑苦しい夜の雰囲気が伝わってくるのを感じていただけたらうれしい限りです。 1978-03-25 Jl. Panglima Polimにて Track01 00:00 - 00:59 Sate Track02 00:00 - 03:54 Nasi Goreng, Mie、Becakも通り過ぎていく Track03 00:00 - 01:49 Mie 1978-03-25 Jl. Sriwijayaにて Track04 00:00 - 01:56 Bakso Track05 00:00 - 02:58 Sate, Mie まだ他にも1970年代に録音したジャカルタの町の音が数本ありますのでご希望の向きはご一報ください。 |
2005-04-10 作成
2015-03-02 全面修正
2016-08-22 修正
2020/04/09 修正
2023/07/11 修正